Bat Cage (バットケージ)|プラスチックをリサイクルして作られたボトルケージ

トレックとボントレガーは、1997年から現在まで20年以上に渡り販売してきたウォーターボトルケージ Bat Cage (バットケージ) を、海洋汚染の一因となる投棄された漁網を素材に使うことを2019年に決定しました。

Bat Cage はボントレガーの中でもベストセラーの一つであり、どの製品よりも多くの回数、グランツール、ワールドカップ、春のクラシックレースで使われています。

このモデルチェンジは、トレックの NextWave への提携により実現しました。NextWaveは、環境を破壊する膨大な量のプラスチックを少しでも減らそうと努力する異業種間の企業連合で、トレックはこの企業連合の創立メンバーであり、他には Dell、General Motors、IKEA、HP Interface、Humanscale、Herman Miller、Bureo が名を連ねます。

トレックは NextWave との提携を通じ、投棄された漁網に新たな使い道を探す Bureo を知ることになりました。Bureo は投棄された漁網を集めて細かいパレット状にリサイクルし、Bat Cage のほかにも、サングラス、スケートボードなどの射出成型プラスチック製品の材料に役立たせています。

Bat Cage のシンプルさと信頼できる性能はそのままに、素材が新たにリサイクルのプラスチックへと変わります。現在、8600万トンものプラスチックが海に漂っていると言われ、毎年800万トン以上が新たに増えています。漁網は海を漂うプラスチックの約10%を占め、何より悪いことに、これらは他のプラスチックの汚染より4倍も海洋環境に悪影響を及ぼすと言われています。

パリ〜ルーベ・フェム(女子版パリ〜ルーベ)2021で勝利を飾ったリジー・ダイグナン (トレック・セガフレード)のドマーネ SLRにもBat Cage が装着されています。

Bat Cage は小さな製品ですが、今年だけで、44,000平方フィート(3,850ポンド)の投棄された漁網に新たな使い道を与えました。トレックはこのほかにも、プラスチック廃棄物を削減するため製品(自転車およびアクセサリー)の梱包方法を見直すなどの改善を続けています。

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