今回のブログはディスクブレーキの定期点検のお話です。最近のロードバイク/クロスバイクは、ディスクブレーキが標準化しています。
ディスクブレーキは、ホイールと一緒に回転するディスクローター(黄色部分)を、ブレーキキャリパー(ピンク部分)に内蔵されたブレーキパッド(2枚1組)で、両側から強く挟み込むことで制動(減速や停止)させる構造です。
ディスクブレーキには、ハンドルに取り付けられたブレーキレバーからの力を油圧を使ってブレーキキャリパーに伝える油圧式ディスクブレーキと、従来のブレーキと同様に金属ワイヤーによってキャリパーを動かす機械式ディスクブレーキがあります。
どちらのタイプでも、構造上ブレーキをかける度に、ブレーキパッドは少しずつ摩耗していきます。
ブレーキパッドの構造は、金属のプレートに摩耗材が固定されています。左が新品、右が使用後のブレーキパッドです。ちょうど良い写真がありませんでしたので、イラストで説明します。
摩耗材(茶色の部分)が擦り減っていき、完全に無くなってしまうと、金属プレート部(グレー部分)がディスクローターに当たってしまいます。そうなるとディスクローターに、傷や異常な摩耗が生じてしまい、ディスクローターも交換が必要になります。
「走行中にいつもと違う音がする、ブレーキを握ると音がする」そんなときはもちろん、ロングライドを楽しまれる方は3ヶ月〜半年くらい、それほど乗られない方でも半年〜1年くらい毎に点検のために、ご来店されることをおすすめします。
ディスクブレーキとリムブレーキの違いで選ぶクロスバイク
ディスクブレーキのメリット・デメリット ブレーキはリムブレーキとディスクブレーキの2種類があります。ブレーキ性能は明らかにディスクが勝りますが、その分高価にな…